壁の中には・・・
2015/09/25(金)
2019年4月まで
写真は大工工事進行中の現場です。
間仕切り壁の下地や奥には断熱材を敷き込んだ様子もわかります。
先日お施主様と現場で打ち合わせをした際、ボードを張る前の壁の様子を興味深くご覧になられていました。
出来上がれば隠れてしまうところなので、興味が沸くのは当然といえば当然ですね。
その中で、写真に写っているハシゴのような部材(胴縁といいます)の話になりました。
コムハウジングでは壁を施工する際、床から30センチ毎にこの胴縁を取り付けています。
え? コムハウジングでは? ということはしない建築会社もあるの?
と思われるかもしれませんが、この胴縁、あってもなくても実は工事はできるんです。
通常この上にボードを張って、壁紙やタイルなどの仕上げを施すのですが、胴縁を施工せずに柱にじかにボードを張る方法もあり、どちらも正しい施工方法なんですね。
では胴縁の役割って。。。?
構造体である柱に直にボードを張ると、クロスなどの仕上げをした後、壁が波打って見えることがあります、リビングなどの大きな部屋、大きな壁があるところはそれがどうしても顕著に出てきます。
その不陸を調整、吸収するのがこの胴縁の役割です。この作業、仕上がり具合に大きく影響します。
しかしながら、すべての部屋に施工するので、多くの材料と手間が必要になります。
反対にボードを直張りにすれば工期短縮と3cmほどですが部屋が広くなりますので、このあたりは建築会社の考え方によるところがあるんですね。(電気工事や他工事との兼ね合いもありますし)
なかなか目にすることがないこんな壁の中にも、コムハウジングの考え方がしっかり詰まっています。