素材選び
2016/02/13(土)
2019年4月まで
お客様と打ち合わせをする際は、当然ですがいろいろな素材を検討候補にしてイメージとご予算に合うものを提案していきます。
お客様のほうから『床は無垢にしたい』とおっしゃられることもあれば、こちらから「無垢の床のほうがイメージに合うのではないか」と提案することもあるのですが、床材に限らず、内壁や外壁、設備機器からサッシの種類形状まで(実際はもっとありますが)考えていくと、ほんとに家を建てるということは取捨選択の繰り返しだなぁと、改めて感じてしまいます。
なかでも部屋のイメージを左右する部分のひとつに床材がありますが、大きく分けて無垢材と合板系に分けられます。
無垢材=高価、暖かくて優しい
合板=安い、冷たい
とイメージされている方もいるかもしれません。具体的なイメージはなくても、「無垢>合板」と思っておられる方もいるでしょう。
でも、決してどちらかが良くてどちらかが悪い、というものでもないんですよね。
床暖房を入れるには無垢材はオススメできませんし、合板のほうがメンテナンスが容易いという面もあります。
どちらにもそれぞれ特徴があり、良い面だけを見るのではなく、そうでない部分を確認することで本当に自分たちに合った素材選びができるのだと思います。
最近(といっても昔からそうですが)では、合板でも無垢材に負けない風合いのものも多くありますし、無垢材でも床暖房に対応しているものを選ぶことができるようになりました(樹種は限られますが)ので、さらに悩む時間が増えそうです。