階段
2017/04/11(火)
2019年4月まで
階段は、当然ですが2Fへの動線になりますので、住宅のどこへ配置するかで当然
間取りもガラッと変わってきますね。
小学生以下のお子様がおられる方は、リビングを通って、階段にアクセスしたいという方が
圧倒的に多いです。やはり子供の様子は、分かるようにしておきたいというお考えです。
その場合、リビングの中に階段を配置するのが一つ。
もう一つは、リビングを通過して、階段室へアクセスする方法です。
前者は、何と言ってもリビングに配置するのですから、魅せる「階段」にしたいものです。
何故なら、リビングに階段を配置するということは、必ずリビングに吹抜けができることになり、
少なからず空調効率は落ちます。それをしてでも、リビングに配置する訳ですから、
「リビング・イン・階段」にしか、出来ない空間作りをしたいものです。
後者は、リビングとは別の階段室を造るので、空調効率などは考える必要はありませんし
「階段を下りたら、すぐ水廻り」というような生活しやすい動線が可能ですね。
一方、大きなお子様がおられる場合は、「近々、子供が大学で県外に行く可能性もあるし
家族が寛いでいる中、友達が来てリビングをゾロゾロ通られるのも嫌」という方も多いです。
そういう場合は、リビングに入る前に階段を配置する事になりますね。
先日、オープンハウスを行った住宅も、こちらのパターンでした。
階段の位置に対する考えは、プランの方向性を左右する大きなポイントですので
必ず、お尋ねする事ですが、どれがオススメや正解という事もなく、
お客様の考え次第ですので、家創りを考える中でしっかりと検討しておきたいものですね。