大壁工法
2017/01/14(土)
2019年4月まで
昨年末のことになりますが、お施主様同席のもと、1m角ほどの外壁の塗りサンプルを現場で作りました。
←職人さんから模様の違いの説明をうけています。
もちろん、ご契約前の打ち合わせ段階でもサンプルを確認しながら仕様決定していくのですが、現場で大きな面積に塗るとなると、表面の凹凸の印象が変わってきます。
そこで、打ち合わせで選んでいたサンプルに加え、『少し凹凸をはっきりさせたもの』と『少し凹凸をおとなしくさせたもの』を作って比較、最終決定となるわけです。
また、機械で模様を作るのではなく、職人さんがローラーやコテを使って仕上げていくので、サンプルと全く同じ模様はできませんし、イイ意味での「職人のクセ」を楽しむことができます。
同じ色でも表面の仕上げを少し変えただけで、ずいぶん表情が変わりますが、写真ではあまり判りませんね
さて、サンプルの後ろに外壁の下地が見えていますが、つなぎ目に白いパテのようなものを塗っているのにお気づきでしょうか?
このつなぎ目の処理で外壁に目地を作らない『ノンクラック工法』ができるようになります。
昔の塗り壁は、1mとか2mごとに外壁に目地を作らなければならなかったのが、目地が不要になり、大きな面積の外壁が一層ダイナミックに見ることができるようになります。
今回の家はローラーで凹凸のある模様に仕上げます。
仮設足場がとれ、全体が見られるようになるのが今から楽しみです。