築45年のインテリア

2015/08/31(月) 2019年4月まで

先週、45年ほど前に当社が建築させて頂いたお客様のお宅へ伺ってきました。

外溝を大幅にリニューアルさせたいとのご相談で伺ったのですが、

その際、「先代の造った部屋、見てみる?」と言われ、ご案内いただきました。

すると、今ではあまり考えられないほど、手のかかった建具やインテリアで

正直、かなり驚きました。

まずは、写真の建具

写真では、わかりずらいかもしれませんが、家具に使われている扉と同じデザインで、

Rの立体感ある模様が特徴で、お客様も「以前に、建具職人さんがこれを見て、

私には、とてもつくれないと言っていたよ。」と、笑みを浮かべながら、

少し誇らしげにお話し下さったのが印象的でした。

また壁には、天然木のパネルを目透かしで貼っており、

「これだけで、いくらかかったの?」と思わず唸ってしまうような、贅沢なつくりでした。

 

また、このほかにも和室では、書院も完備した床の間や、お客様が気に入っていて、

当時のまま張り替えていないという床脇の天袋の襖などもあり、

大事に住み続けてくださっていることに嬉しく感じたと同時に

こんな風に、お客様に愛される家を造らなければと強く思った1日でした。