グランドカバー

2013/04/18(木) 2019年4月まで

アプローチの植栽が完成しました!Dsc_0217_2


今回のアプローチはアオダモをシンボルツリーにし、その他の植栽は基本的に低いものを選定。枕木や溶岩などのアイテムを巧く使い、低コストで印象の良いアプローチを演出してみました。基本的な構想は当社がデザインしますが、最終段階は職人さんの腕にかかっています。
「造園は図面に書けないことが多いんよ。図面に書いても現地に立った時に建物の質感や形状によりイメージが違う場合も多い。仕入れた樹木の枝ぶりで他の植物の配置が決定されたりもする。感覚の仕事なんよ。」
と職人さん。当社が依頼する造園屋さんはイメージを伝えてあとは信じて頂ければ、きっといいものを造っていただけますよ

今日のお話は、グランドカバー。Dsc_0218_2

グラウンドカバーとは、地被(ちひ)や下草といった地面を覆い隠す植物のことです。下草は直射日光を遮り、土の乾燥を防止するので、舗装や土よりも太陽熱の反射・地面への蓄熱を低くし、体感温度を下げると言われています。また、雑草対策としても有効だと言われています。
地被は、コンクリートのスリット目地や今回のような石の隙間を緑で覆い柔らかく優しい演出が可能です。
ちなみに、今回の地被はヒメイワダレソウとダイカンドラ。Dsc_0220

石の間に見える左の葉がヒメイワダレソウ、右の緑のプツプツ(種です)がダイカンドラです。日にちが経ち育つと下の写真(左がヒメ、右がダイカンドラ)のようになって地面を優しく覆います。Photo2

建物など構造物の際を植物の緑で繋ぐと庭の印象を大きく左右させます。グラウンドカバー選びは庭のデザイン性をアップさせる重要なポイントになりますね。