構造金物

2022/01/22(土) 日記

上棟工事から数日、現場では構造金物が取り付けられています。

これは梁と梁をつなぐ羽子板ボルト。その名の通り羽子板のような形をしています。梁が直交する部分に使用されるため、木造住宅において、もっとも多く使われる金物のひとつです。これを取り付ける前と後では建物の揺れ方が全く違うようです

地震による横揺れに対して踏んばってくれる筋交いもキッチリ金物で固定します。この筋交い、取付位置や向きも一つ一つ構造計算で決められていますので、図面を確認しながら確実に取り付けていきます。

基礎と土台、柱を緊結させて地震時の柱の抜け上りを防いでくれるホールダウン金物。コンクリートの基礎から伸びたボルトと柱をつなぎ留めます。(写真は柱に固定する前の状態です)

最後は今までにもこのブログで何度も紹介をしている『タイトニック』です

経年の乾燥とともに痩せる木材に対して、内蔵されているスプリングが追従して締め付けてくれるスグレモノです。

木造住宅にはほかにもたくさんの種類の金物が使われており、すべてがそれぞれに重要な役割を担っています。このひとつひとつの金物が、『耐震等級3』の秘密ですね。建物が完成されるとなかなか見ることができない構造金物。上棟直後のこのタイミングならではの風景です

 

 


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