色って難しい。。。
2017/11/05(日)
2019年4月まで
「和っぽい手洗い器が映えるよう、トイレのカウンターは黒にしたい」
というご要望を受け、「承知しました」と応えました。
これでお客様の頭の中では(カウンター色は決まった)と思っていらっしゃるかもしれませんが、
ここから「どんな黒にするか」という打ち合わせが始まります。
光沢の有無は?
触った感じは?ツルツル?サラサラ?ザラザラ?
真っっ黒?それとも濃いグレー?
他にも青っぽい黒や茶っぽい黒など、探し始めるとひとくちに『黒』といってもいろんな『黒』があることに気付かされます。
「和の器が映える黒」であればキラキラした黒よりも落ち着いた濃いねずみ色がイメージかな、とか考えながら決めていきます。
たとえば
「外壁は白にしたい」
というご要望も、どんな白なのか、なぜ白にしたいのかを深くお伺いしていくと、ベージュっぽい白なのかグレーっぽい白なのかが見えてきて、タイルや塗り壁などの素材を決めるヒントになることもあるんですね。
はじめから『こんなイメージだからこんな素材のこんな色』と決まっている方なんてほとんど(まったく)いないのですが、家を計画する際に考える「ご自身の生活スタイル」のなかに心地よい色味や質感のイメージが生まれてくると思いますので、しっかりと一緒に探していきたいと思います