「広く」の魅せ方

2024/05/25(土) 日記

先日お客様から、「スキップフロアって、可能ですか?」と質問されました。

住宅展示場などではLDKが「スキップフロア」になっている建物を見かけますね。

「スキップフロア」にすると、床にレベル差が出来る事で、空間に変化のある部屋づくりが可能だと思います。 

「もちろん当社でも造ることは可能ですよ」とお答えしますが、個人的には「広い空間が可能な、住宅展示場だからよく見える」と感じる部分も。。。

天井でも、床でも高さが変わると、空間に「仕切り」ができて区分けされますので、広ければ「無駄にだだっ広く感じる」ことなく、心地よい空間になると思うのですが、中途半端な広さをスキップフロアにすると、かえって狭く感じ、窮屈に感じる空間になってしまうケースが考えられますね。

個人的にはスキップフロアを造るのであれば、30畳以上ぐらいは欲しいなぁと思ってしまいます。

と、このようなお話をさせて頂くと、「スキップフロアにすれば空間に変化が出て広く感じられるかと思ったけど、コムさんの場合は中庭から空が見えるので、とても広く感じられますね」といわれスキップフロアのご提案をすることは無くなりました。

広さによっては、逆効果になるという点においては中庭でも同じようなことが言えるかもしれません。

当社のオープンハウスにお越し頂くお客様の中には、「他社さんで中庭のあるプランを提案してもらった」という方おられますがお話しを伺うと4畳~6畳ぐらいの「中庭」というより「坪庭」のようなケースが多いようです。

そのような広さですと、太陽の光を遮ってしまう可能性が高く、「開放的に光と風を取り込むための中庭」が、かえってそれを邪魔してしまうという本末転倒の事態になってしまいかねません。

さらに坪庭からだけでは十分な量の光が入ってこないので、反対側の壁にも採光用の大きな窓が必要になることも。

「光と風をしっかり取り込めて、かつ圧迫感のない心地よい広さ」

このバランスが、当社のノウハウでもあり、「中庭のある家」を造り続けている当社のこだわりでもあります。

 


岡山で注文住宅を建てる 中庭のある家 コムハウジング 

 

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