元利均等と元金均等
本日、お客様の銀行ローンの申し込みに同行致しました。
住宅ローンの返済方式は、元利均等と元金均等がありますね。
ただ最近では、ほとんどのお客様が元利均等方式(返済額が毎月同じ)を選択されるので、
元金均等は、そもそも選択出来ないという銀行もあるほどです。
元金均等は、当初の毎月返済額が、元利均等に比べて高くなりますが
総支払い額は、安く済むというメリットが。
一方、元利均等は返済額は多くなりますが、毎月一定額の返済となるため
安心感があるのがメリットですね。
ではどれくらいの違いがあるのかというと、生活情報サイト「オールアバウト」によると
借り入れ、3000万円、金利3.0% 30年返済という条件では、↓のように
191万円の差となります。
但し、現在は低金利時代ですので、このような額で実際に借り入れをする人は
ほんとんどおりません。 金利が安くなればなるほど、この差は縮まりますね。
今回のお客様も、最初は元金均等を視野に入れておられましたが、
色々なシュミレーションの結果、次のような点で、最終的には元利均等をご選択されました。
・当初10年間は、住宅ローン控除を受けることができるので、残高が少なくなると
ローン控除額も少なくなる
・元利均等でも、ローン控除が終わった段階で、繰上げ返済すれば
総支払額は減らすことが可能
・元利金等は毎月、一定額の返済なので、資金のやりくりが分かりやすい
元金均等でも返済が可能な額であれば、元利金等との差額が貯蓄できますので
それを繰上げ返済にまわすことで、
「毎月の支払い額は低く抑えながら総支払い額は、少なくする」という
大変、理にかなった選択に落ち着きました。
もちろん、収入額や返済期間などの諸条件によって、ベストな選択は変わると思いますので
住宅会社や銀行に相談してみてくださいね。